神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。




子供みたいにゆうちゃんに手を引いてもらいながら歩いて。




公園につくと、ゆうちゃんは私をベンチに座らせてくれた。



そして自分も、横に座った。







不思議だった。





もう口もきいてくれないんじゃないかと思っていたのに。





ゆうちゃんはまるで、あの頃と同じだった。





あの頃と同じ、優しいゆうちゃんだった。








< 191 / 205 >

この作品をシェア

pagetop