神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。
太るなら、太れ。
そう思ってほうっておいたかわいそうな私の体は今や85キロに。
ムッキムキの男性に匹敵する重量級だ。
『一粒飲めば痩せる薬とか、いい加減誰か発明しろって感じ!』
私ほどデブじゃないにしても、確かにメグも結構太ってる。
そんな私達の前を、すらっとした可愛いギャルが数人通り過ぎる。
『はあー…………』
そろってため息をつく私達。
デブ、デブ、デブ。
呪いのように私の人生につきまとってきた言葉。