君、想う刻
「じゃあ明日ね」
「……本当に明日来るの?」
制服をもらった後廣瀬に車で送ってもらった
「もちろん、ちゃ―んと校門で待ってる
入学式が終わったら2人でお祝いしたいな」
「…………2人で?」
何だか警戒してしまう
「たまにはいいじゃん
考えてくれるんでしょ?だったら食事付き合ってよ」
……そう言ったことは事実なんで
「分かった」
「やったー!!じゃあ明日ね」
嫌々言ったのに廣瀬がこんなに喜ぶ顔を見ると
嫌がったことになんだか悪いと思ってしまう