君、想う刻
「で、隼さま」
君嶋隼人を見て……
優さま隼さま?
「面白いね、面と向かって言われたのは初めてだよ」
君嶋隼人は優等生ぽいっ
「朱音、なに食べる?」
「え〜と……」
プチパニック
なんで食堂なのに千円は超えてるの!!
私5百円しかないのに!!
「朱音、ミートスパゲッティ好き?」
「えっ?まぁ」
「おばちゃんミートスパゲッティ2つ♪
僕のと朱音の!
朱音来るまで飲み物買いに行こう」
「うん」
また……廣瀬に助けられた
「僕コーラ朱音は?」
「私、お茶」
「はい」
お茶しか答えてないのに食事の時飲むウーロン茶
「廣瀬ありがとう」
「い―よ、無理矢理入学させたのは僕だし
朱音の面倒なら喜んで見るよ」
優しいなぁ
「そろそろ席に着く?
ミートスパゲッティが置いてあるし」
「おばちゃん達なんであそこに置くの?」
「僕たちがいつもそこに指定してるから」
「毎日来てたの?」
「たまにだよ、屋上だったり色々」