君、想う刻
席に着くと葵はラーメンとラーメン
君嶋隼人はオムライスだった
「朱音ちゃんって優の彼女?」
「将来の奥さん」
もちろん答えたのは私じゃなく廣瀬
「ただの……」
知り合い?
じゃなくて……
「今は彼氏候補なんだけどね〜」
「ミートスパゲッティおいしい」
なんて言っていいか分からす話題をチェンジ
廣瀬は……
友人?親友?もちろん恋人でもないし……
父の会社社長の息子なんだけど……
私と廣瀬の関係って………
「朱音〜そんなに見つめられると照れるよ」
無意識に廣瀬を見ていたらい
「別に廣瀬を見てたじゃないよ!
君嶋君を見てたの!!!」
「あっ本当?じゃ俺も朱音ちゃんをじっ〜くり見ちゃお」
「えっ?」
本当にじっくり見られるから困る………
「だ〜め!!朱音、君嶋なんか見てても良いことはないよ」
そりゃね……
「ごちそうさま」
「葵もう食べ終わったの」
「おいしかった〜」
葵は早食いの大食いだ
「葵ちゃんは本当に食べるね」
「……私廣瀬に葵の大食いの話したっけ?」
「してないよ、ただ阿部社長から聞いたことがあってね」
阿部社長ってことは葵は社長の娘?!
「食べるのは好きなの!
優さま今度どっか連れていってよ」
「いいね〜キャンプしながらバーベキューとか」
なんで葵は廣瀬を誘うの
廣瀬は葵と2人で行くの
「朱音も海好きだから泊まりとかで行く?」
「行くっ!!」
廣瀬が私を忘れずに誘ってくれたことが嬉しい
「じゃ夏休みだよな〜行くとしたら
もちろん優の別荘で」
……なんか楽しみ