君、想う刻



「高っ!!」



なんで水着が1万もするのっ?!




デパートの水着売り場で、しかも今なら安い!なんて書いてあるのに………




ちっとも安くない!!!



バイトしなきゃ……



朱音はすぐさまアルバイト雑誌をカバンに入れて廣瀬家に向かう




期末では廣瀬には頼らないなんて言ったが





「もうすぐ期末でしょ教えるよ」



「いいよ……」



「何言っての、海に行きたいんでしょ


だったら一緒に勉強しなきゃ


赤点なんて取ったらシャレにならないだろ」




妙に説得力あり朱音は一昨日から廣瀬に勉強を見てもらっている







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