君、想う刻


「じゃ……」


バカなことを言ってみよう



「私以外の女の人とは話さないで


葵とも喋らないで」




「分かった」



不意に廣瀬の顔が赤くなる



私も自分が言ったことを思いだし心臓がドキドキしてるのが分かった




「嘘だから!!なんでも……」


「世間一般ではそれはヤキモチって」



「だから違うのっ!!」



無理……私これ以上廣瀬のそばにいると……




「私帰る!!海明日だよね

じゃまた」



荷物を待ち駆け足でファミレスを出る



ヤバイ……


私確実にバカなことを言った





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