君、想う刻


「季山<キヤマ>エリカ?

宝石メーカーの?」



「そう!!季山美桜<ミオ>さんが優を偉く気に入ってこの間から自分の娘と婚約させようと地味に頑張ってるよ」




「……気に入ったって

困るんだけどお見合いなんてする必要はないし」




風呂上り隼人と2人で軽いアルコールを含んでるお酒を飲む





「知ってる朱音ちゃんだろ?

でも美桜さんは朱音ちゃんといるぐらいなら娘の方がお似合いだと思ってるし


実際、廣瀬としては季山と合体すれば凄いことになるよね」




「確かにね財政界を軽く振動出来るね


でも残念ながらお見合いは無理!


朱音がいるし」



缶が空になりリビングに向かう



「そーいうのは朱音ちゃんが優の彼女になってから言えよ」




無理だよ

朱音は僕に惚れない


改めて自覚した


多分昨日のことは朱音が……


単に葵ちゃんには手を出して欲しくなったんだ



今日かなり頑張って告白したのに


朱音は困惑してた





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