君、想う刻
「朱音〜起きて」
ゆらゆらとして目が覚める
「………」
「海に行こう」
葵を見るともう苺の水着を聞いていた
まだ朝食も食べてないのに
働かない頭をなんとか動かし水着に着替えた
「さぁ行こう」
葵の笑顔とは正反対に私ら廣瀬に会いたくない
強引に葵が私を廣瀬たちがいる所に連れていく
「関係ないよ……会社なんて
肝心なのは優さまが誰と結婚したいかだもん」
「…………」
「そうでしょ」
葵がウインクする
「優さま隼さまおはようございま〜す」
廣瀬と目が合う
廣瀬は私と気まずいのか廣瀬はすぐに目を反らす
構わない
私、絶対に廣瀬に告白する