君、想う刻
海帰りのバイトは色んな意味で辛かった
「朱音ちゃんレギュラーよろしく」
「朱音ちゃんブラックで」
海で遊びすぎで全身筋肉痛
「こちらに千堂朱音さんはいますか?」
突然、紫のワンピースを着たオバサンが私を尋ねた
「私ですが………」
誰だろ……?
「そう」
品定めしているような目で見てくる
「まだバイト?お話があります」
「大丈夫ですよ
今休憩時間なので」
皆見さんが私たちに気を使い休憩をくれた