君、想う刻



ブラックを飲み終えた廣瀬が



「今日、迎えに行くから」




「……なんで?」



「夜道には危険がいっぱいだからね

それに朱音は女の子だし」



ニッコリ笑う廣瀬


廣瀬はもう私に冷たくすると思っていたから――

もう季山エリカにか優しくしないんじゃないかと思った





「悪いけど終わったら電話して

少し来るの遅くなるかも知れないけど必ず送るから」





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