君、想う刻

「今日からなんだ〜」



廣瀬が学校に来ることを葵に伝えた



「で?で?季山さんの件が終わったから学校に来ることになったんだよね!?


婚約とかされたの?」



「されてないよ!」


……期待してたのに食事の後はフツーに帰された



「なんだ〜プロポーズぐらい優さまならすると思ったのに〜〜〜」



葵はつまんなそうにデカパンをほうばる



「それか朱音が優さまに逆プロするのもありかもね♪」




「逆プロポーズ?!」



「んふふっ♪


あっ!噂をすれば」




葵がドアの方を見たから私も見ると廣瀬がいた



「葵ちゃん少し朱音借りてもいいかな?」




「どーぞ♪」







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