ブタと魔女
王子のプロポーズ
「優しい魔女よ、僕はあなたから『優しさ』を知り、あなたを愛しいと思いました。

ぜひ僕とお城に来て下さい!」

魔女はまたびっくりしてしまいました。



「あなたは、いつも怒っていて、誰も話しかけたり、家に訪れたりしないと村で噂を聴いたことがあります。

しかし、毎日誰も訪れないと寂しがっていることを、森の動物達から聞きました。


いつも怒っていますが、僕の足のケガを治してくれたあなたは、とても優しい魔女です。

僕はこうして『人を愛すること』がわかりました。

僕と結婚をして下さい!」


そうして王子は魔女の手をとり、頬にキスをするのでした。






魔女は怒らず、顔をトマトのように赤く照れていました。
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