恋する神王陛下!
『だ、だれ!?』
急に聞こえた声に、私は驚き、
後ろを振り向く。

そこにいたのは、軍服にマントを身にまとう1人の男だった。
「私の名は、ルーベルト。
待っていたぞ、神王よ。」
『と、いう事は、私をここへ呼んだのは、貴方なの?』
「いかにも。だが、私だけではない。」

私だけではない?
他にも誰か、いるって事……?

『それって、いった――』

〈我が姫から離れろ、ルーベルト!!〉

ルーベルトに光の矢が向かう。

「いきなり攻撃するとは、
ひどいな、ロキ。」

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