最高のうた
 キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴って、号令係の声で皆が頭を下げた。

担任の林先生が教壇に立ち、話を始める。

「もうすぐで文化祭なので、このクラスの出し物を決めたいと思います。
何か案がある人は、手を挙げて発言して下さい。」

クラスがざわつき、私も近くの席にいる美々と相談を始めた。

「どうせなら盛り上がるのがいいよねー。」

美々が頬杖をつきながら言った。

私も頬杖をついて話を続けた。

「だよね。展示とかじゃなくて、お化け屋敷とか喫茶店とか!」

「うんうん!でもありきたりだったら人気ないよねー。
あ、メイド喫茶とかどう?」

美々は笑いながら言った。
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