てをたたこう
「うぐっ…それ反則だろ…」

蹴られた腹を抱えて

さなを睨む…



「だって~痛くてつい…」



タハハ♪

なんて言いながら

またつねられないよう

ベッドにあった枕を抱き抱えて

更に直也がギリギリ届かない

距離を保ちつつ、



「だいたいベッドの上でおやつ食べただけで…そんなに怒らなくても…」



そう言いながら

最近お気に入りのクッキーを手に取った。


< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop