BLACK×HEAVEN
銀行の外に出ると、やたらと気持ちがよかった。
天気がどうとか気温がどうとかではなく、人を守ったという事が気持ちよかった。
「やっぱりお前、こういうの向いてるんじゃねぇか?すげぇスッキリした顔してる」
エンマがからかうように言ってきた。
「うるさい」
「褒めてんのに」
「もう!うるさい」
とは言ったものの、エンマに言われた言葉もあのばあちゃんに言われた言葉も嬉しくて仕方なかった。
でも、その事をエンマに気付かれたくなかった。
あまのじゃくなあたし。
天気がどうとか気温がどうとかではなく、人を守ったという事が気持ちよかった。
「やっぱりお前、こういうの向いてるんじゃねぇか?すげぇスッキリした顔してる」
エンマがからかうように言ってきた。
「うるさい」
「褒めてんのに」
「もう!うるさい」
とは言ったものの、エンマに言われた言葉もあのばあちゃんに言われた言葉も嬉しくて仕方なかった。
でも、その事をエンマに気付かれたくなかった。
あまのじゃくなあたし。