BLACK×HEAVEN
「あぁ、ごめん。怒ったぁ〜?」



エンマの謝罪は空気よりも軽かった。



謝る気があるんかないんか疑わしいな。



あたしはエンマを無視した。



「ルイちゃ〜ん、ごめん〜」



甘えられても無視。



そのあともエンマは甘え口調で何回か謝ってきた。



あたしはそれをことごとく無視。



「ちっ」



おぅおぅ、舌打ちですか。



「聞こえてんで」


「ごめん〜」



もうええわ。
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