BLACK×HEAVEN
「ルイちゃん、本当にありがとう」



ばあちゃんが言った。



「自分は死んでもいいなんて、もう考えたらアカンで」



自分は自殺しといて、ようそんな事が言えたもんや。



「あたしがそう思ってるって、どうしてわかったんだい?」


「それは…あたしが堕天使やから」



こうなったら開き直ってやる。



エンマのクスクス笑いが聞こえてきた。



よ〜し、待っとけ。



しばきたおしに行ったるから。
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