BLACK×HEAVEN
火はなかなか消えてくれへん。



頭が痛い…



お願い…



早く…



まだ消えへん。



《熱い…苦しい…助けて…》



これは…



リュウ?!



そうや。



この声はリョウジの息子のリュウや。



《リュウ!聞こえる?!》



あたしは風を火にぶつけながら、リュウの声に応答した。



《お姉ちゃん…誰…?》



リュウからも応答があった。



でも、このまま会話を続けるんはキツい…



いや、そんな事言ってられへん。



大丈夫…



あたしになら出来る。
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