BLACK×HEAVEN
目が覚めた時、あたしは真っ暗な所にいた。



ん?



目ぇ覚めた?



おかしい。



あたしはホームに飛び込んで、電車にはねられて死んだはず。


ってゆうか、ここどこや?



暗いし、なんも見えへん。



でも、自分の姿はハッキリ見えてる。



周りが全部真っ黒のなんかで出来てるだけなんかな。



「おーい」



知らん男の声が、遠いような近いようなようわからん所から聞こえてきた。



あたしが呼ばれてるんかな。



他に誰もおらんみたいやし、やっぱりあたしやんな。
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