BLACK×HEAVEN
エンマの報告に誤差はないはずやから、3時まではする事がない。



とりあえず、深緑で合皮張りのソファに腰掛けた。



あたしにはもう体重なんてないから、ソファがあたしの重みでくぼむ事はなかった。



そこが透明人間と違うトコ。



あたしの隣には、品のよさそうなばあちゃんが座っている。



ばあちゃんは不意にあたしを見つめた。



と思ったけど、あたしの後ろにある整理番号が表示される電光掲示板を見てただけやった。



ふぅー。



残念なような安心したような。
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