両想いへのミチ
うじうじ…。
何て言ってから半年経った。
もちろん、まだスキだよ。
でも好きなだけで特に何も…。



「恵梨はさー、自分に自信が無さすぎるんだよ。うじうじしないのっ」



そう。
あたし、神谷恵梨中学2年生は自分にかなーり自信がない。
だって顔だってかわいくないし、細身なわけでもないし、背だって低いし、センスもよくない。
そんな自分に、
自信なんて持てると思う?
ムリムリ。
そりゃあうじうじもしますわ。



「恵梨!!内気過ぎるのもよくない!!」


あーんもう。
指摘ばっかり。

彼女はあたしの親友
河野姫香。
付き合い長くて、
一番頼りになる。

ただ…私の恋にうるさいけどね。



「姫香~。そんなこといわれても…」



「…じゃあ諦めたら?」

「バカーっ!!」



姫香は毒舌なんだあ。
あたしが弱音を吐くといつもこうだ。
応援してくれてるけど、
熱が強すぎかな
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