~本当の私~真実~
放課後。

「悠里ちゃん。一緒帰ろっか!!」

「あっっ・・・。」



みんなの視線を一気に感じた。

でも・・・。瞬耶がせっかく誘ってくれたの・・・。



「ぅん・・・。」


「「ヒューヒュー。もうラブラブですかぁ??」」

「おあついですねぇ」




《ゆーうーりーちゃん!!》



すごく、暑かった。

一気に体温が上昇したみたいだった・・・。



瞬耶はそんな私に気を使ってくれたのか、
私の手をとって、走ってくれた。



「たまには、いいね。2人っていうのも。」


校門を出たところで、やっと、自分が出せる。


「だね。なんか、ないもんね、こういうの。」

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