慟哭

…ねえ、竜治



こんなに大好きでも



一緒にいられないのはどうしてなんだろう





「俺が知るかよ」





きっとこう言うよね、竜治なら



口元にニヒルな笑みを称えるのが目に浮かぶ



まるで耳元で囁いているみたいに聞こえる



私のなかの全ての細胞は、竜治を思い出しては竜治を求め始める



竜治を求めて、探して



いつまでもこうして生きていく



あなたを想いながら生きていく私を





どうか…許してください







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