いちごみるく~愛してるの声~
湿布は冷たくって、気持ちいい。
「もう、ひなが大丈夫とか言うから安心してたのに、酷い怪我してたじゃん。」
「ご…ごめん。」
「まあ、青鹿だけで済んで良かったね。これで、骨にヒビが入ってたら大変だったよ。」
「そう…だね。」
「これからは、ちゃんと言ってね。」
「うん…。」
あたしをこんなに、心配してくれる人が居るんだ。
そう感じ取れて、心が温かくなったー…
だけど、これがまだ始まりだったんだ…