☆年下×男子☆
『初めてじゃないくせに…』



「ん…」


再び息が出来なくなった。
唇の全ての隙間は埋められ、頭に酸素が回らない。





何分が経過したんだろうか。
気が遠くなりそうになって瞼を閉じた私の頬に、再び嘲笑のような息がかかる。



ドクン…

温かい息が頬を撫でた途端、心臓がドクンドクンと波打ち始めた。
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