♥貴方だけのメイド様♥
「お待ちしておりました水瀬様」

「はぁ・・・。」

「どうぞここに御掛けになってください。」


いかにも下っ端そうな

おじいちゃんが、

あたしをある部屋まで案内してくれた。

その部屋には、

ひまわりの絵とか、

青空の下に背の高い女性と、

背の低い男の子が手をつないでいる

絵なんかが飾ってあった。


ちょっとシンプルすぎないか?


「えぇと、まず、ここで働くための規約を理解してもらいましょう。」


おじいちゃんがそういった。


「あのぅ・・。」

「なにか?」

「規約って、なんですか?」

「・・・。決まり事です。」


しかめっ面したおじいちゃんが

そういった。
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