恋色物語。





「店長おは・・・」






そう、店長にあいさつしようとしたとき。




目に映った、一人の背中。




その背中の持ち主が、ふりかえりこっちを見る。





「あ・・・。」




アナタは、そう言って。




また、私に背中を向けた。





その時、萌は「なんだろ~・・・?」



そんなコトしか考えてなかった。




アナタが、顔を真っ赤に染めて居たなんて。




モチロン萌は、気がつかなかったんだ。





それを知ったのは。




もうちょっとした、ある日のコトで。




それは萌にとって、大切な日。








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