恋色物語。
「萌~?どうした?」
と、店長が手を振っている。
「あ、なんでもない。お客さん居るんだな~って、思ってた♪」
「失礼な奴だなぁ~。まぁ良いわ。そう言えば、萌って白浜高だよな?」
「そうだよー。」
「偶然やなぁ。コイツも、白浜高なんやで。なぁ?陽?」
と、店長が指指すのは、店長の前に座っている男の人。
「あ。あぁ」
そう答えて、その男の人はコーヒーを飲む。
「モエもこっち来てすわり~?」
と、店長は萌を男の人の隣へ。
店長の前へ、手招きしてくれた。