恋色物語。




ちょうど、クマさんセットが出来たところで。




店長が「出来たよ~」と、言いながらモエに渡してくれた。





「店長のクッキーいつも美味しいよね♪客少ないけど」




と、いつもの「クマさんクッキー」を一口食べる。





「俺も~♪」



と、隣の・・・ヨウ。ヨウも、クッキーをつまむ。




も、モエのクッキー・・・。




「甘めえな・・・。女って甘いもんスキだよなぁ。店長も女なんじゃねえのか?」





「うるせぇ~!女心が分かってると言え!」





「確かに、そうかも・・・それって、おかまってコト?」





そんな風に、話してた。



なんでか分からないけど。



どれくらい時間が経ったのか分からなくて。



今何時だろうなんて、考えなくて。



ただ、話すことだけに夢中だった。



そんな時間がダイスキなモエにとって、この日は最高の日となった。



永遠に・・・。



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