恋色物語。
「あーぁ。今日、楽しかったな。」
「うん。楽しかったああ~!!」
と、話し合いながら。
いつもと同じ道を歩く。
「こっち?」
「うん。あ、ゴメンね。送ってもらっちゃって・・・」
と、わざとらしく問いかける。
自分でも「ワザとらしいかな?」って、思いながらも。
ちょっと寂しいから、そう言っちゃう。
「大丈夫だって。俺ヒマだからさ」
「ありがと・・・。」
それからは。
お互い何も話さなくて。
何も、話すことが無くて。
2人で、夜の道をあるいてた。