恋色物語。
そんなモエに陽は「こっちに座ったら?」と、亜季の隣を指した。
「あ、うん」
ちょっと悲しい気分だった。
なんでだろう・・・?
「それでさぁ♪陽は、その人のどこに惚れたの??」
と、亜季が話し出した。
え・・・?
陽って呼んでるの?
陽の好きな人について話しているの?
亜季って陽のこと・・・
そんなコトばかり考えていた。
なんでだろう?
さっきから疑問でしかたがない。
でも、その答えはもうすぐ分かることになるんだ。
この時は、まだ分からなかったけど
今なら思える。
気づいていかったって。
皆さんはお気づきですか?
私の恋心のコトを。