大好きな笑顔 ~オレと生徒~



コピーをとる。


「柴原先生っ」

顔を上げると
そこには怜衣がいた。

「どうしたんだぁ?」

「あの…これ
あたしからです。
読んでください。」

差し出されているのは
どうやら手紙だ。


「おう」

いったいなんだ?


不思議に思っていると

「…じゃあ、さようなら」

「えっ?」


オレが話す暇もなく
怜衣はバタバタと
出ていった。


オレは怜衣からの手紙を
ポケットに入れた。



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