いつも隣には君がいた
幾日か過ぎて雑誌が発売された。
と同時に色んなところから取材のオファーが来た。


遠くの方で電話が鳴っているのに気がつく。


『はい…。』
『……』
俺が電話を切ろうとした時小さく囁く声が聞こえた。

『春司。』
『弥生……?』
『うん……。今から時間ある?』


俺たちは30分後駅前のカフェで待ち合わせをした。
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