いつも隣には君がいた
「決めつけるもなにも見てたら分かるだろ…!!」

「私はあの時、ずっと春司が好きだった。」
「!!!」

「飛鳥に"好き"って言われても、私は春司が好きだった。」
「俺は今でも……」
俺の言葉に重ねるように弥生は続けた。

「でも、もう遅いよ…。春司のいない時ずっと支えてくれたのは飛鳥だった。今は飛鳥と婚約しているから…」
弥生の右薬指にはシルバーの指輪が輝いていた。

「そっかぁ…おめでとう……」
「会えて良かった。さようなら。」
弥生は結婚式の招待状を置いて、出て行った。
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