chain reaction
1章 begin
AM7:00
いつものように 目覚ましが鳴る

「珍しく 変わった夢を見たもんだな…」


目覚ましを おもむろに消すと ベッドから出て
テーブルの上のタバコに 火をつける


ジリジリと 音を立てて 燃えていく タバコ…

急な夢の進展に 何か 引っ掛かるものを 感じたが…
タバコが燃えつきた頃には すっかり忘れ………

いつも通りに 二本目のタバコに火をつけ
ケータイのチェック。


今日は珍しく こんな朝早くから メールが来てきた


『阿達さん おはよぅ(*^_^*)
今日は10:00に 森林公園だったょね?
楽しみにしてるから チコクはしないでね(笑)ミク』

メル友からの メールだった
阿達は 身に覚えがなかったが 記憶をたどると…

「忘れてた………」

一言呟くと 急ピッチで支度を済ませ
車に乗り込み 森林公園に向かう。

ミクと会うのは これが初めて。
半年間メル友をしていて 1度会う約束をしていた
だが 阿達は悩んでいた
メル友としては 気の合う 友達だが
いざ 面と向かって 何を話せばいいのか…


考えた所で 時は待ってくれない…

AM8:00 森林公園に到着。
さすがに2時間前には 来てないと 高を括り エンジンを止め シートを倒す
ケータイのアラームを AM9:00にセットし 少し眠りにつこうと目を閉じた
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