紅の世界~従者と私~

あたしの先祖が??
なんでそんなことするの?


「訳がわかりません。
失礼します」


背を向けて帰ろうとするが、腕を掴まれてしまい、動けない



「僕の話しを聞いてくれ!!」



そのとき----



ドンッ、、、、



大きな音をたてて槞火が間に立っていた


「里沙大丈夫か!?何されたんだ!?」


目の前にいる槞火はいつもと雰囲気が全く違っていて目を疑った


背中には黒い羽を生やしていて、回りには風が吹き荒れている


「お前は...白兎の家の者か?!」


槞火が言葉を発すると同時に両手を前に突き出して何か呪文を唱え始めた


何なの!?
こんな槞火見たことない。



両手から光を放ち


それは彰谷に向かって飛んでいった


が、片手でそれを止める



「僕の話し聞いて!!何もしないから...!!」


助けを求めるようにこっちを見てくる


槞火が次の一撃を放とうとした瞬間


「友達になりたいだけなのにぃ~...」


は??
友達...??
目の前で泣き出す彰谷を見ながら驚き、攻撃するのを止める槞火

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