紅の世界~従者と私~



「友達??誰が誰と??」



「君達と仲良くなりたかっただけなのに攻撃してくるし...僕、戦闘系じゃないのに
ぃ...」


いわゆるヘタレってやつなのか...??



でも白兎家って...


「友達なら大歓迎だけど...あたしの先祖が封印したってどうゆうことなの??」


それに槞火のこの姿も気になる


あたしだけ何も知らないの?


槞火は黙ったまま俯いている

何か言ってよ!!
教えて……



「里沙。ちょっと来い」


腕を引っ張られて連れて行かれた場所は屋上だった。


そこには俊也、錬、憂弥の3人がいた



「里沙…!!何もされなかった!?」
俊也が心配そうに覗きこんでくる



けど、今はみんなに聞かなきゃ...!!


さっきの人は普通じゃない。



なんでかは解らないけど、体中がぞくぞくして立っているのがやっとな感じだっ
たから…。


槞火のあの姿も…。


「ねぇ。さっきの人なんなの??槞火も…。」


「…今はまだ言えねぇ。
けど、今日家に帰れば解る…。」


槞火は少し俯いて口を開いた


あたしだけ、
あたしだけ何も知らなかった


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