love×ジャンキー
「!?]


男性教師は驚いた顔をしている。


えぇッえぇ!?

いやいや驚くのはこっちだっつってんの!!


何故女子校に男教師が!?

え!?え!?


「雨宮さん?大丈夫ですか!?」


女性教師は

あたしのことを驚いた眼で

また心配そうな目で見つめる。


「…あ……はいッ…!?」



フワッともう一回あたしは席に着いて

いそいで友達に電話する。

…先生に見つからなかったのが今でもキセキだと思う。


「もしもし!?ねぇ智ちゃん!女子校にも男教師って」

≪います。≫


ツーツーツー…

電話が切れる。


通話時間、2秒。

…って…

まじでかーッ!?


どうやらあたしはこれまで

女子校には男が一人もいないと思っていた訳で。


「ハァ~…最悪ぅ…」

ってか最悪最悪最悪ぅぅ…。


そう、あたしは何を隠そう

『男嫌い』

なのである。
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