love×ジャンキー



ニンニクっぽい香が舞う中

あたしは陸也の横にひっついている。



「だから、特別科ってのは表上、実はイケメン好きが集まったウッハウッハクラスだったって事でしょ?要は。」


「…ハァ…」


ん、まぁ

この昼間の事を聞いたら

帰ってきた言葉がこれです。


意味不。


「琴音さぁ、男嫌いって設定だから分かんないかもだけどさー」


「いや!設定じゃねぇよ!?」


「まぁその辺はいんだよアハハ。んで。琴音は『陸也様にひっつくな馬鹿ヤロー』って言われたんでしょ?」


アハハて

何の効果音じゃコノヤロー


「だから!琴音以外の女子は初恋でもなんでもないいわゆる恋愛上級者!まぁテストかなんかで誤魔化したって事で」


「…あー…訳わッかんねぇンだよこの話…」


「花園学園裏ルール。特別科にはイケメン率多し。ん中で一番のイケメンには手は出さないで皆で鑑賞。まぁそのイケ面がパートナーの場合は担任でもたぶらかしてみたいな話。OK?」


「…おっけ……んな訳ねぇだろ馬鹿!」


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