love×ジャンキー
「もう色々面倒くさいね、陸也くん。」

でも…

恋愛の成績では

あの女の子たちより遥に遅れてると思うし?


勝たなきゃ…陸也と離れちゃうんだもんね?

…っていや!

チゲェよ!

正しくは『陸也以外の男となっちゃう!』

だよっ!?


てっ訂正!訂正!


「ちょ、練習中断しよーぜ」

「う…うん」


訂正したかんね!


あたしは一気に水をのみこんだ。


「俺が欲しいんだろ?wantなんだろ?」

「へぇっ!?いっいや別に欲しいとかじゃなくて!!まだマシなだけだし!!」


だぁから訂正したっつってんだろーがぁあ!!

あぁあああたし変だよぉ!?馬鹿!


「どうしたら楽して優勝できるか!っての考えたほうが速いかもね。」

おい、おちつけ。

自分、落ち着け糞が!


「って…聞いてる?」


「ぐっおぇ!?は、い聞いてる!だ、だからもうさー。卓球なんて球うつだけじゃん?って話でしょ?」

「ちげぇしお前卓球嘗め過ぎだし」


いやー…

でも球うっとけばかつし…。



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