love×ジャンキー

「…ん、それは…」



男は現実に戻って来たかのように

冷静に振る舞っている。


ってか…

早く出てけ!!!



そう思ったのとほぼ同時に男は言った。



「今日から琴音の担当だからです♪」


「…は?」


担当…って…

なんのじゃボケェ!!


そう思って

「何の担当だよッ!」

と男の頭を叩いた。


「だからぁあああッ」


「な…何よ」



男の大声に少し圧倒されながら

男に問いかけた。


「琴音の専属、恋愛科担任です!!」


「は?」



あたしは先ほどと同じような声を出した。



ってか今なんつった…?


「…レンコン科?」


…何科だよ…

レンコンを食すとかそんなんか!?


いやいらんだろそんなん!


しかし男は言う。

「ちっげぇよ恋愛科」


れ、んあい?

ってことは

恋愛?
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