love×ジャンキー


「恋愛科しらねって無いし」


そう男は言った。


「だってココ第六志望校だし…」


「はぁ?それだって調べんだろぉ」


ご…ごもっともです…。

クソ…いい返す言葉がない…。


男は面倒くさそうな顔をして

生徒手帳らしきものを取り出した。


そうして


「一から教えてやるか!」

と威勢よく言ったのだ。


「まず~」


「いやちょっと待ってよ。」


男が説明しようとしている所

あたしは言葉で割り込んだ。


だって、だって。


恋愛科の担当かなんかしらんけど


「あたしの部屋から出てってよ!!!」


キモい!

無理!

ノー男性!


今はなんか相手が男だってこと忘れてて

普通に喋れたが

普通に見たらコイツ男じゃねぇか!!



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