love×ジャンキー
「何が大丈夫…だぁッ!?」
あたしはこぶしを握り
フルフルと震えながら立ちあがった。
「琴音みたいな生意気女には手ェ出しませんって♪」
「ちげぇ!!よく聞け!」
あたしが言ってんのはぁ…
犯されるとかそういう系じゃなくて…!
ってか先生なんだから
手は出さないと思うし…。
それよりねぇ…!
「男の体臭で部屋が汚れるッつってんだぁああ!!」
ファブリーズプリーズ☆
靴へ鞄へそして生身へ☆
「はぁ!?」
男…じゃなくて水瀬はこの世の終わりみたいなポーズをして顔を青ざめている。
「もう一回言ってみろお前!」
「お前じゃねぇよ琴音だよ」
こ・と・ね
と水瀬に言い聞かせるとあたしはもう一度耳元で言った。
「男…もとい水瀬、お前は」
その時水瀬は
『琴音もお前って言ってんなよ』
と突っかかってきたがシカトする。
「だから!くせぇっつってんだぁー!」
「くせぇってぇーッ!?」
あたしはファブリーズと84を水瀬にかける。
「おい琴音!ソレ人にかけるもんじゃねぇよ!」
「84はそうだっつぅーのぉーッ」
「脇だろクソォオオ!!」
シュコシュコーッ
まだまだ掛けるあたし。