love×ジャンキー


「な…なんで!?」


あたし上手く行ったのに!

楽譜どうり弾いたよね!?


しかも…人の演奏に…


『最悪』なんて…!


ガタッ

「もういいです。」


あぁ!


吹奏楽部だけは

いいと思った所なのに。


この学園…

普通じゃないし、先輩は嫌な感じだし!


いいところ全くない…。

この学校であたし…やってけない…!


「失礼します」


あたしが扉を閉めようとした、瞬間。



「気持ちで弾いてないんだよね」


ピタッ


あたしの動きが止まった。



「…」


「琴音ちゃん恋したりしたことないでしょ」


そんな、もの…。

「ないです。っていうか一生しませんし!」



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