love×ジャンキー
そんでもって
あたしは
ザワザワとしている方に向かう。
クラス発表なんだろう。
近くに駆け寄って背伸びをした。
…どーせ背、低いもんね!
「あ、やっぱクラスだ」
ってか女子校だけあって
全部女子の名前。
…当たり前か!
「あぁ~まぁ~み~やぁ~…」
雨宮琴音…琴音…
あ、あった!
右の方に!
えーと…あたしは…
『特別科』?って書いてある。
おぉ!
特別科!
すっげぇ特別~♪
って何だソレ!!
…もしかして成績優秀者とか!?
いやぁッ♪
あたしってそんなに頭良かった!?
えへへ~
と心の中で笑いながら
あたしはクラスに向かうことにした。
中央校舎の本当にド真ん中。
そこに『1-特別科』
はあった。
「ココかぁ」
バラで彩られている扉とか
そんなところが他のクラスと
違う印象を与えていた。