love×ジャンキー


「なんで抱きつくーッ!?」


あたしの言葉と共に

ピコピコハンマーの嵐が起きる。


「ちょっ痛いんですけど!」


「水瀬が悪いぃいいッ!」



さっきの静寂とは裏腹に

ピコッピコッと間抜けな音が鳴り響く。



パッと水瀬がピコピコハンマーを

奪い取った。


「く、くっそぅ…取られたり…。」


「俺を倒そうって言っても無理だから」


フフンと

ウザく鼻で笑った。


「ってそーだッ水瀬!何抱きついてんの!?水瀬ぇえッ!」


「いいじゃん減るもんじゃないし。」


水瀬、減りました。


ドキン…ドキン…

今に鳴って心臓が高鳴る。
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