嘘つき 〜a liar〜
初めての気持ち

新学期


また始まった。
大嫌いな学校生活。
ラスト1年。中学最後の年くらい楽しみたい。


「あー遅刻だ!!」
新学期初日。
久しぶりに朝練がなく、のんびり寝てたら遅刻。
今必死に走ってんのは今年中3になった自分、椎葉 香月。


「おっはよー!」
クラスには幼なじみのはるか、可愛らしいあゆみ、誰にでも優しいしほがいる。
みんなすごくいい子なんだ。

「ねぇねぇ香月ー、明日入学式だよー。うちら出る必要なくなーい?」
とはるかが言った。確かにあんなに怠いことはごめんだと思ってた。
「確かにー。出るだけ無駄だよね!」
「本当だよ!これから準備だぁ。椅子ならべとか、か弱いレディーにやらせないでよね〜」
「えっ誰がかよわいの?笑」
みんなで爆笑した。
いつもこんなくだらないことで、笑い合ってるんだ。本当にいい友達だ。

準備も終わり、いつも通りゆっくりに家に帰った。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop