僕等の怪談(1)
で結局、落ち武者の霊の無念や心残りは主君を最期まで守れなかったって事らしい。
それを感じた花子さんが落ち武者の霊達の望む姿になって成仏させたってわけ。
「ただ私、体育館の前で突風に吹き飛ばされたでしょ。あれば実際には風じゃなくて霊の念に近いものだったと思う。」
花子さんは昨日の事を思い出すように話した。
「あの体育館は確かに真っ暗な念みたいなものが覆っていたと思う。」
淳も体育館を覆っていた不気味な何かを思い出しているみたいだった。
「そりゃぁ、あれだけの落ち武者の霊が集まれば念くらい出来るんじゃん。」
遠藤にとっては自分の中で、すでに終わった事になってるみたいだ。
「そうね。でもあの念は私が落ち武者の霊達から感じたものとは異質だったわ。」
あの夜を境に体育館使用による怪我人は激減した。
ただあの日は6月の最終日だった事。
それに僕が成仏させずに解放してしまった生徒の霊。
そして花子さんの言葉
「あなた達が入学した2年前から怪我人が増えた。」
もしかしたらまだ何も終わってないのかもしれない。
それを感じた花子さんが落ち武者の霊達の望む姿になって成仏させたってわけ。
「ただ私、体育館の前で突風に吹き飛ばされたでしょ。あれば実際には風じゃなくて霊の念に近いものだったと思う。」
花子さんは昨日の事を思い出すように話した。
「あの体育館は確かに真っ暗な念みたいなものが覆っていたと思う。」
淳も体育館を覆っていた不気味な何かを思い出しているみたいだった。
「そりゃぁ、あれだけの落ち武者の霊が集まれば念くらい出来るんじゃん。」
遠藤にとっては自分の中で、すでに終わった事になってるみたいだ。
「そうね。でもあの念は私が落ち武者の霊達から感じたものとは異質だったわ。」
あの夜を境に体育館使用による怪我人は激減した。
ただあの日は6月の最終日だった事。
それに僕が成仏させずに解放してしまった生徒の霊。
そして花子さんの言葉
「あなた達が入学した2年前から怪我人が増えた。」
もしかしたらまだ何も終わってないのかもしれない。